これは当時の記録です。その後の進展は研究の現在地と2026年10月の実機確認の整理に掲載しています。

今回の問い

撮影位置、倍率、接写距離を固定せず、利用者による一溝指定も追加しない条件で、ねじの位相ずれを自動判定できるか。

条件と方法

保存されたねじ写真を対象に、教師情報の追加、基準領域の監査、二つの溝系列の共存を確認する処理を検討した。D11 v0.16.1では、既存画像を再評価している。

ソフト試作はAI(ChatGPT)が実装・実行した。追加した画像上の注記もAIによる目視近似であり、人間による実溝の精密測定や、新しい独立試験の結果とは区別する。

記録された結果

保存正本 第35.145節の厳しい最終候補/208画像
出力の区分画像数読み方
検出候補1位置と周期の候補。独立した実溝測定での正解とはしない。
未検出14候補を検出しなかった。無条件の「正常」とはしない。
判定不能193合否を出せない。正答にも成功にも数えない。

ずれを含む40画像のうち39画像が判定不能だった。部品として改善した箇所はあるが、「見逃しゼロ」や「全件成功」という結果ではない。

解釈と限界

基準領域が未加工面や肩を含む例や、同じ周期区間に共存していない二群を第二系列と扱う不具合が見つかった。実装と入力領域の両方に問題があり、失敗のすべてを画質や無料条件のせいにはしない。

一方で、今回の試作が未達だったことをもって、画像判定という技術一般が不可能だとは結論しない。過去画像を用いた修正後の再評価と、未知の新画像での独立評価も区別する。

判断

DECISION / NOT ADOPTED

自由撮影の製品自動合否判定には採用しない。

研究用の処理部品と失敗記録は残す。ねじ切り位相合わせ研究全体の中止ではない。

無期限な閾値調整やモデル探索へ自動的に進めない。実機側の研究は、この画像判定の完成待ちにしない。

このページに関わった作業

「共同研究」の一言にまとめず、担当を残す。

人間HUMAN
自由撮影・追加操作なしという使用条件の提示、元になる実機写真の提供、次の検証と別条件の検討の依頼。
AI · ChatGPTAI
D11の処理実装と実行、画像への近似注記、基準領域の監査、不具合修正、保存出力の評価。今回の公開用要約とサイト実装。

画像上のAI注記を、人間が実測した教師データとして表示しない。今回のサイト制作ではD11を再実行していない。 記録方針を読む →

記録の出所

「ねじ切り位相合わせ 研究統合記録」第35.145節「技術スパイクB:教師・基準領域監査 D11 v0.16.1と制約を外した別案」。原記録日:2026年9月23日。

本ページは第35.145.1〜35.145.4節を要約したものです。原画像、コード一式、詳細な採点表はこの初版に同梱していません。処理の実行・実測を新たに行った記録ではありません。